健康についての話題(ケイ素)

執筆者:Pyon

皆さま 〝珪素(ケイ素)・・・元素記号はSi〟ご存じですか?

ケイ素といっても、健康情報に詳しい方であれば、あ~あのケイ素ね?とピンとくる方もいるかと思いますが、一般的にはそんなになじみがないと思います。

ところが…

このケイ素が、実は(やっぱり)、人間のカラダにとって、とても大事な影響を与えている模様で、健康産業でいま起こっている? 水素ブームの次に来るもの、それがこのケイ素ではないかなと個人的には思っています。

ではこのケイ素について、詳しく見てみましょう。

今回私がケイ素についてあらためて関心を持ったきっかけは、あるメーカーが行っている美容法にヒト幹細胞とケイ素を使った新しい美容法があり、そこにシリカローション(ケイ素)を併用して導入することにより、ハリでの注入と同程度の皮膚への導入が可能となり、ケイ素の特徴である引き締め効果による抜け毛の改善も期待できると記載されていたからでした。(※この新美容法では塗布後にイオン導入も実施するそうですが)

シリカローション(ケイ素)を併用すると皮膚への浸透率が上がって、引き締め効果が起こるの?

という部分から…

そもそもケイ素とは何なのか?

ケイ素は、実は成人で1日あたり10~40mg消耗されていると言われているミネラルで、それが欠乏すると骨の修復機能ほかに障害が起こると言われている成分なんですね。

そしてここに面白いデータがあります。

それは以前私が扱っていた〝天然溶岩〟の構成物質を調べた際(溶岩を一定時間水に漬けて、中から溶け出てくる成分比を測定する方法)、ケイ素がぶっちぎりで圧倒的な成分量比で1位だったんです。

私はこの時にケイ素の存在を知りました。

前々回の記事で現代のケミカル毛染め=ヘアカラーは怖い話であることを教えてくれているマーキュリーコスメティクスさんでも水溶性のケイ素を他の有機イオン化したミネラルと共に創り上げた製品を飲料として微量を体内に取り込むことで毛髪の改善ほかに効果がある旨うたっています。

 (※写真:伊豆地方で産出される溶岩)


話しがちょっとそれましたが、それではその〝天然溶岩〟の構成物質を調べた結果はどんなだったのか? 以下がその数値になります。

圧倒的にケイ素(Si)が溶け出て来るんですね。

ここで、私なりの解釈を試みようと思います。

私たち人間ももともと地球の構成分子でカラダが出来上がっているのであり、その構成分子の中にはこの溶岩の組成と同じように本当にいろいろな地球の岩石にも含まれるようなミネラルのバランスでカラダは創られていて、それがさらに絶妙なバランス(配合比)で成り立っているということ…

つまり人間のカラダが不調になるのもこのバランスの乱れ、地球が環境破壊に向かうのも全体のバランスの乱れ

地球も人間もすべては〝バランス〟によって健康な状態を維持することが出来、そのバランスを崩した時に人間であれば体調不良や行き過ぎるとがん化、地球の場合も生物の絶滅に至ってしまいます。

この様な過去の実験データから鑑みてもあらためてこの宇宙の、そして母なる大地・地球の偉大さ、自然の凄さを感じることが出来ます。

今日はそんな宇宙から地球を、そして人間を観てみる俯瞰的な見かたをケイ素(Si)という元素をもとに考えてみました。

いつまでもカラダに良いミネラルバランスを保って若々しく健康的に年齢を重ねてまいりましょう!

本日も長文にお付き合い頂きありがとうございます。


未来が見えるね研究所 研究員 Pyon


以下参考)

※出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

◎自然界におけるシリカ

自然界ではケイ素は多くの場合、シリカの形をとっている。最も一般的な形状は石英である。また、砂の主成分であり、ガラスの原料となる珪砂もシリカからなる。地殻内にはシリカが大量に含まれており、地球の表層の約6割がシリカを含む鉱物によって構成されている。

◎人体中のシリカ

水溶性のシリカは人体にも微量ながら含まれており、体液(血液・唾液等)、毛髪・爪・血管・骨・関節などに含まれ、特に骨形成の細胞層に集中している。生体中には約29ppmが存在し、免疫力に影響を与えたり、唾液による歯垢清掃、肌の保湿、骨や髪、爪、コラーゲンの再生・構築・補強・維持を手助けしている[5]。成人1日あたり10~40mgのシリカが消耗される。現在、1日あたりの摂取量は定められていない。通常はケイ素を多く含む食品(玄米、あわ、ほうれん草、バナナ、レーズンなど)を十分摂取することで補えるが、ミネラルウォーターや健康食品としても市販されている。

◎人体中におけるシリカの生理的な役割

現在、人体におけるシリカの生理学的な役割に関しては、十分に研究が行われていない。

しかし、米国の「フラミンガム子孫研究」では、ケイ素の摂取量と骨密度 (BMD) に密接な関係があるとされ、30代から80代までの研究参加者の男女2846人の食生活における、ケイ素摂取量を4グループに分けて比較したところ、男性や閉経前の女性ではケイ素摂取量が多いほど、大腿骨頚部の骨密度が高いという結果が報告され、これによりシリカの骨粗鬆症予防に対する効果が期待されている[6]。

このほか、軟骨やコラーゲンなどの生成に密接な関係があるといわれ、シリカの欠乏によって骨の修復機能に障害が起こると言われる

◎必須ミネラルとしてのシリカ

生体中の皮膚、髪、骨などに含まれる必須ミネラルとしてのシリカ(ケイ酸化合物)は、水溶性のものであり、鉱物由来の不溶性シリカとは異なる。人体には約1.8gの微量のケイ素が存在し、こうしたシリカはケイ酸などの水溶性シリカの形で食物から吸収される。

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