ジェットコースターのビットコイン、振り落とされていませんか?

執筆者:小山英斗

暗号資産のビットコイン価格が、12月5日ついに10万ドルに到達し、一時、10万4000ドル近辺まで上昇しました。しかし、翌日には9万2000ドル近辺まで急落となる場面もあり、さながらジェットコースターのような価格変動を見せました。12月8日現在は、10万ドル付近を推移しています。

10万ドル達成で利益確定売りも出たとみられていますが、ジェットコースターのような価格変動に振り落とされた人もいるのではないでしょうか?

ビットコインが10万ドルを達成したことで、世界のアセットの時価総額では銀を抜いて7位の位置まで上昇してきました。

2024年12月8日時点の世界のアセットで1位は金(Gold)で、次いでApple、NVIDIA、Microsoftと続いています。

ビットコインはまだまだ上昇すると予想する人も多く、その根拠の1つが、将来的にビットコインが金の代替資産になるというもの。

現在の金の時価総額は約18兆ドルとなっています。対して、ビットコインの時価総額は約2兆ドル。金の時価総額はビットコインの約9倍です。

ビットコインが金の代替資産となり、単純に現在の金の時価総額と並ぶようになると考えると、ビットコインの価格は現在からさらに9倍程度上昇する可能性があるということです。

今年の2月に以下の記事を執筆していたときのビットコイン価格から比べても現在の価格は2倍となっています。


ビットコインは金の歴史を数倍の速さで辿る


来年は米国でトランプ大統領が正式に誕生し、各要職にも暗号資産に前向きな人たちで構成されそうです。ビットコインにとってさらなる追い風になるか注目です。


未来が見えるね研究所 代表 小山英斗


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