一年の計は4月にあり??
執筆者:小山英斗
横浜では3月最後の週に満開になっていた桜も、4月になって青葉となりました。私の自宅の庭先には次女が誕生したときに植えた枝垂(しだれ)桜があり、15年目になる今年もきれいな花を咲かせていました。
先々週の春休み時期には家族で函館旅行に行ってきました。おもいのほか函館は寒くなく、日中は上着はいらないぐらいでした。たださすがにまだ函館の桜は咲いておらず、函館の桜シーズンはゴールデンウイーク頃のようです。五稜郭の周りはたくさんの桜が植えられていて、きっとGWのときは見ごたえがあるだろうと思いました。
さてちょっと前置きが長くなりましたが、今回は家計管理についての提案をひとつ。
日本の場合、4月は入学や進学、入社や異動、転勤など、4月から新たな生活になる人も多いかと思います。また毎年、世の中でも4月から変わるものがあります。今年変わるものは時事ドットコムさんのニュースでもとりあげられていますので、下記リンクから参照してみてください。
そして今年は固定資産税・都市計画税の3年に一度の評価替えの年に当たります。評価替えとは、3年ごとに土地・家屋の価格を見直すことをいいます。この評価をもとに固定資産税・都市計画税が計算されます。不動産を所有されている方には固定資産税・都市計画税の新たな年税額が記載された納税通知書が手元に届いているかと思います。
我が家の場合も戸建てを所有していますので固定資産税・都市計画税(土地・家屋)納税通知書が送られてきました。土地の評価額は上がっていましたが、家屋の評価がそれ以上に下がっているため納めるべき税額は年間で10,700円下がっていました。家族で1回の外食分ぐらいでしょうか。月にしたら約1,000円の支出減です。
将来のいろいろなイベントのためにしっかり貯蓄をしていこうとするとき、支出は得られる収入の範囲内でできるだけ予算を立てる必要があります。そんなとき、1年の中で生活の変化が大きくなりそうな4月の時期に、ざっくりとでもその先1年間の支出を見直すのには良いタイミングだと思います。
先に述べた固定資産税のような金額の変化や、進学や転勤等の家族の状況の変化による食費や光熱費の変化を、過去1年間の実績をもとに先の1年間の支出をおおよそでいいから予想し、それを12か月で割って月の支出に換算し、月の収入から貯蓄を引いた残りの範囲でその支出が収まるように調整し予算化しましょう。あとは、毎月その予算内で生活ができていければおのずと貯蓄はできてしまいます。もし予算通りにいかない月が3か月続いたら、その時はまた予算を見直しましょう。
よく「一年の計は元旦にあり」といい、年末年始に1年の振り返りや新たな目標を立てられる人も多いかと思います。ですが、こと家計管理については「一年の計は4月にあり」ということで、家計管理は少なくとも年に1回、4月の時期にされることをお勧めします。
見直し方がよくわからないときは、ご一報ください。
未来が見えるね研究所 代表 小山英斗
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