円高進行と長期投資

執筆者:小山英斗

9月に入って株価が再び下落していますが、同時に円高も進行しています。この1週間で2.78%ほど、ドル円は円高に振れています。

今年の始まりは142円台でしたから、年初からの円安分が帳消しとなった形です。

海外資産への投資をされている方は、これまで円安によって資産そのものの価値以上に円建てで見た資産の増加があったわけですが、今度は株価下落も相まって円建て資産の大きな目減りとなってるでしょう。

海外への投資は為替の影響もあることから、資産価値の振れ幅(リスク)がより大きくなります。

もし長期投資されている人の場合、この状況にどう対処したらよいでしょう。

為替リスクを理解していて、なお、日本から海外へ資産を移転させている理由が自分のなかにしっかりあるのなら、もういっそのこと、下落しているマーケットなんてチェックしない(見ない)ようにしましょう。

もし、それができないなら、それは自分のリスク許容度を超えた額のお金を投資してしまっているので、投資額を減らしましょう。


未来が見えるね研究所 代表 小山英斗



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