金融リテラシー、あなたはどれくらいありますか?

執筆者:小山英斗

家計管理や資産運用、保険、ローンなど、日常でお金について考える時、どのくらい知識と自信をもって自ら判断できているでしょうか?その判断力を計る目安のひとつである「金融リテラシー」について見ていきたいと思います。

金融リテラシーとは?

金融リテラシーとは「お金についての知識や判断力」のことを言います。

金融リテラシーの定義のひとつとして、金融庁により設置された金融経済教育研究会が平成25年11月にまとめた次の「金融リテラシー4分野・15項目」があります。各項目についてシンプルな言葉で定義されています。それぞれ習慣化や理解ができているか、ざっと〇(できている)、△(まあまあ)、×(できていない)をつけてみてください。

平成25年 4月30日に公表された金融経済教育研究会報告書からの抜粋

自信をもって〇が付けられた項目はいくつありますか?

現時点では〇が付けられなくても、金融リテラシーにはどんな知識や理解が必要なのか、「金融リテラシー4分野・15項目」などを知ることで学ぶことができるかと思います。

経験値に比例する金融リテラシー

金融広報中央委員会が2019年3月に全国の18~79歳の個人25,000人を対象にした、金融リテラシーにかかる基本問題を使った調査によれば、以下のような年齢層別正誤問題の正答率の結果がでています。経験を積んだ年齢ほど金融リテラシーが上がっているようです。

しかし若い世代の人であっても金融リテラシーに必要な知識・理解を学び、早いうちから自分で考えて実践してみることで経験値をより高めていくことができると思います。そして若い世代の人ほど時間を味方につけられる長期投資が可能はないでしょうか。


未来が見えるね研究所 代表 小山英斗



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